赤毛のアン再読

小学生ぶりの赤毛のアン再読。意外とページ数ある。

読んでいて心配になるくらいアンは落ち着きがなく、口を開けばひたすらしゃべりまくり景色を見ては深い空想の世界に浸っている。

自分と照らし合わせて空想がちな子供の頃を懐かしむ。
今となっては空想は現実逃避でしかないのかもしれないが当時は空想がもっと現実に密接していたように思う。
壁のシミ、家の外から聞こえる音などをきっかけに容易く空想に浸ることができた。
自分と他人の接点、距離感は昔より敏感になったが、人以外の自分の外にあるものとの接点は鈍感になった。壁のシミも物音、それから手持ちのポケモンも他人と同じ他者だったように思う。
そう考えてみると今より、より現実といろんな接点で触れ合っていたのかもしれない。